今週の詰将棋㊾の解説

今週の詰将棋で出したのは下図。

作意

43角 33玉 22銀 24玉 44飛 35玉 34角成 36玉 47銀 27玉 45馬 16玉 14飛 15歩合 25銀 同玉 36銀 14玉 13銀成 同玉 35馬 24歩 31角 23玉 22角成 14玉 25銀 同歩 13馬 以上 29手詰

 

詰め上がり図

 

この詰将棋の狙いは特にない。

しいて言うと「自作図の詰んでいなかった詰将棋を詰むようにした。」

 

元になった図がこれだがこれが詰まない。

これを詰むようにしたのが下図。

 

ここから43角打から始めるようにしたのが今週の詰将棋で出した図。

 

初手22銀成とすると同角なら詰むが33玉23成銀34玉で逃れる。

 

そこで初手43角

 

41玉は32銀42玉34角成32玉43馬41玉42馬で簡単。

42玉は34角成46角43銀41玉32銀で後は簡単に詰む。

 

そこで33玉に22銀とする。

ここで同角には43銀として玉を35の地点に逃げられないようにする。

 

ここで42玉は33銀打同角同銀42角同玉34角成で後は簡単に詰む。

24玉も26飛で簡単に詰む。これが35玉を出来なくした効果。

 

その為24玉と躱す。

この時に26飛とすると35玉から玉が逃げられる為44飛とする。

35玉34角成36玉47銀27玉45馬16玉14飛15合と合駒を発生させる。

飛金合は早詰み。

ちなみに銀合だと詰まない為。銀合を出来なくしている。

この時にふと思ったんだが「珍しくも何ともないけど収束地点の内側から外側に向けて退路封鎖の合駒を発生させる方が外側から内側に発生させるよりも少ない気がする。」

 

後は25銀同玉36銀14玉13銀成同玉35馬24歩

ここで一旦23の退路を開ける24歩の移動合で無いと2手早く詰む。

 

詰将棋っぽくないが気付いた事もあるので良しとしよう。