今週の詰将棋51の解説

今週の詰将棋で出したのは下図。

作意

15飛 同玉 14銀成 同歩 37角 26歩合 同角 16玉 17歩 26玉 36飛成 15玉 16歩 24玉 34龍 13玉 23龍 以上17手詰め

 

詰め上がり図

この詰将棋の狙いは「作意手順の今利いていない飛車の横利きを防ぐ捨て合」と「変化手順に出る飛車の利きを防ぐ捨て合」この2つの捨て合が1つの詰将棋に入っているところ。

 

まず33の飛車筋を通す15飛同玉14銀成とする。

 

ここで16玉と逃げた時は

38角としても36飛成としても詰まない。

38角とした逃れ図

 

そこで角の成れる場所に角打ちをする。

ここで25の地点に合駒にする合駒は飛か香。

それ以外の駒は36飛成17玉27龍で詰む。

香合は同角成同玉36飛成14玉16香15合34龍24合36角で詰む。

 

変化手順の43角に対して飛車の利きを止める34の地点に焦点の中合。まあ捨て合。

同角成17玉となった時。

この時16馬同玉28桂25玉34飛成26玉36龍17玉27龍で17手駒余り無しで詰む。

変同作品っぽいが、16馬とせずに44馬として馬を26OR17に捨てるようにすれば同手数駒余りに出来る。

 

 

ここからミーナさんから指摘が入ったのだが

35馬と直接すれば馬を17から26のラインに捨てることが出来無駄無いと指摘を受けた再度の捨て合について書く必要は無かった。

分かりやすく書くとここでまた無駄な合駒変化を書いている。

阿保である。

 

44馬35桂と再度飛車の利きを止める捨て合をした図。

これで同馬28玉17馬同玉37飛成16玉27龍で同手数駒余りに出来る。

 

14成銀を同歩と取る作意手順では37角と打つと26歩合。

ここでまだ効いていない飛車の横利きを止める捨て合。

歩合以外の合駒は全て35飛成25合26角16玉に取った駒を打てば詰む。

26歩合に同角と取ると早く詰むため16玉逃げるがここで17歩と打つ。

後は26玉から簡単な詰み。

 

作意は「玉の上から現在効いていない飛車の横利きを防ぐ捨て合」変化手順では「玉の下から飛車の利きを防ぐ捨て合」うむ。私の考える詰将棋らしさが出た気がする。