持っている詰将棋の本 永世名人直伝!完全版”自然流”詰将棋⑧

続いて紹介するのはこの詰将棋である。

この詰将棋は私が非常に意表を付かれた。


興味ある人は解いてみて(第79問)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この詰将棋はぱっと見た感じ退路封鎖にしか見えない。

退路封鎖であれば初手33桂か43香もしくは44香しかありえないと1時間は初手33桂43香44香を考えていた。

だが詰まない。

あれおかしい詰まない。意表付いて53角が質駒でとるタイプかと思い始めた。53角が移動質駒になっていると思い始めた。(移動質駒とは今私が造った造語。質駒を移動させる事。恐らく移動質駒で通じるけど何故か誰もその言葉を使わない。)

53角が移動質駒であれば初手42香しかない同角とした場面で全ての謎に気付いた。

やはり退路封鎖だったと。

 

そうか53角を33の退路封鎖に使うのか。

香近打を行って53角で33の退路封鎖行い、以降の収束も上手くまとめている。

 

流石中原誠である。