今週の詰将棋㊵の解説

今週の詰将棋で出したのは下図。

42角成 21玉 43馬 32香合 22金 同玉 33歩成 同香 23金 11玉 33馬 同香 13香 21玉 12香成 31玉 22成香 以上 17手詰め

 

詰め上がり図

 

この詰将棋の狙いは「香合」。一応出した香をすぐ取らずに移動質駒にしている。

合駒が出る詰将棋で限定香合が一番少ないと見たので作ってみた。

まず簡単に香合が最長手順になりそうな仕組みを考えてみると。

①香打の後、香成をするから最長になる。

(一応自作図 13手詰め ちなみに詰将棋っぽい手はない)

②香を歩の代わりに使う。

③取った香で再度合駒を発生させる。

④飛2枚切らして縦の守備に使う。

簡単に作れそうなのを上記4パターン閃いた。

この詰将棋はそのうちの①のパターン。

 

3手目43馬に

桂合は22金同玉33馬

飛金銀合は22金同玉32馬

で簡単。

4手目香合した時、22金同玉に一旦質駒の香の位置を変える33歩成。

ここで13玉は23と14玉13金で詰む。

 

同香に23金11玉33馬と移動質駒にした香を取って終わり。

 

最初に閃いた図がこれ。

取り敢えず2手逆算した時に62飛と13香限定の為15馬を置いてみたんだが、言われてみると確かに勿体ない使い方をしている。が良く考えて見ると作り始めたときから勿体無い使い方をしているので多分無意識のうちに出る癖なんだろうと思っている。