今週の詰将棋55の解説

今週の詰将棋で出したのは下図。

作意

19桂 同と 37金 同玉 64角 同飛 39香 27玉 36龍 17玉 37龍 16玉 38馬 25玉 15金 同玉 17龍 25玉 16馬 14玉 15馬 23玉 14馬 12玉 24馬 21玉 22歩 同玉 13龍 31玉 32香成 同玉 33龍 21玉 22歩 11玉 31龍 12玉 21龍 以上39手詰め

 

詰め上がり図

 

この詰将棋の狙いは「3筋に香1筋に龍を利かして玉を落とす」

これに「玉方飛車の横利きを通す」「香筋と龍筋を馬で止める」手筋をぶち込んだもの。

 

まず初手19桂と打つ。

 39桂と打った場合は39香打ちが出来なくなるため詰まない。

 

17玉と逃げた場合は

 

15龍で16金合になる為同龍同玉38馬で詰む。

 

 

同と37金に17玉も15龍16金で同龍と取れば詰む。

3筋に金が効いている状態では15龍に16金合しかできない。

 

37金に同玉64角と香を取る。

この詰将棋は39に香を設置しないと詰まない。ここまでの手順は39香をするための手順。

ここで26玉は28香27桂合同香同玉28馬26玉15龍36玉37馬で詰む。

64角を同金と取った場合。

 

作意手順通りに進んで20手後に13馬が可能になり早詰。

玉方の飛車の横利きが効いていない為21玉26龍で簡単に詰む。

 

そこで飛車の横利きを通す同飛に39香を打つ。

27玉36龍17玉37龍16玉38馬と39の香に一旦龍と馬を引き付ける。

25玉に15金と今迄玉の上部脱出を防いでいた金をここで捨てる。

同玉に17龍25玉16馬として次は馬が前で龍が後ろの形にする。

14玉15馬23玉14馬12玉24馬と馬を前進させて開き王手をする。

21玉に22歩同玉となり

上にも書いているがここで始めて6手目同金と同飛の違いが現れ今度は13馬で詰まない為13龍とする。

最後に3筋への脱出をずっと防いでいた39香を捌いて詰め上げる。

 

 

作成した時は特に何も思っていなかったけれども思いのほか評価の高いコメントがきたので素晴らしい詰将棋なんだと思っている。