今週の詰将棋㊹の解説
今週の詰将棋で出したのは下図。
作意
25飛 13玉 22龍 同金 35角 24歩合 同角 23玉 42角成 24歩合 同飛 13玉 22飛成 同玉 23歩 同玉 24歩 22玉 23金 21玉 43馬 同銀 22銀 以上 23手詰め
詰め上がり図
実はラスト21玉では無く11玉とする玉方変同がある。気にし過ぎかなと思い敢えて書いていない。
この詰将棋の狙いは「同じ地点で2度の捨て合」である。
作者も気付いていなかったのだが後「同じ地点ででの2枚の飛車捨て」これはミーナさんからのコメントにより急遽追加した狙い。
開き王手に使う2枚の駒を設置すると「開き王手に使う2枚の駒を設置したポイント」なるものがあるという説を見たので最初にそうしているがこの形はそれ以外王手出来ないので多分入らない。
まず最初に22龍で詰みそうに見えるが
同金25飛24歩合で詰まない。
その為24の捨て合を詰める様角の位置を変更する。
25飛13玉22龍同金35角で開き王手する駒2枚を盤面に配置し24の地点に捨て合を出す。
同角23玉42角成24歩合となり再度同じ24の地点に捨て合が発生する。
同飛13玉22飛成となり同じ22の地点に2枚目の飛車を捨てる。
これが急遽追加した狙い。
同玉に23歩と打てば玉が狭くなって詰む。
同玉24歩23金の時11玉と逃げる変同があるがこれは直せないと思っていた。
が、ミーナさんがあっさり解決していた。
(ミーナさん案図)
33馬を防ぐ41桂は少し考えていたけどそうだったのかこの図なら変同が解消出来ていたのか流石である。
変同を無くす図を教えて貰えたので個人的には勉強になったのではないのかと感じている。