今週の詰将棋②の解説②

①の続き

この詰将棋を調べていると気付いた膨大な変化があった事に。

全部調べてから出せって話だろうがまあ驚かせたかったいじょうそれは仕方無い。

 

まず初手72飛だが

同と寄りは同桂成左 あ)同と63玉 い)73成桂52玉61馬同と62飛同と同成桂同銀同桂成左53玉64銀で詰む。

あ)で同歩は83飛で詰む。
  同と同桂成同歩は83飛で詰む。

 

い)の73成桂を防ぐために82にと金と置いておかなければならない。
と金が無くなればこの変化で詰む。

73成桂の好手から61馬の好手がある。

 

64銀の図

なので72飛打ちに同と寄りとは出来ない。

 

次に72桂成右だが

同歩は84馬63玉62桂成左同銀74馬53玉 う)63飛同銀同馬同玉74銀53玉63飛で詰む。

う)この63飛の好手がある。

清算した後詰んだ図

なので72桂成右に同歩とは出来ない。

 

作意順通り進めこの紛れ

72桂成左同と上84馬63玉62飛だが

え)同と上ととると同桂左成同銀74馬53玉52飛同銀同馬で詰む。

え)の変化で5筋の守備が無くなるため51のと金ではとれない。

 

次は62桂成右の紛れだが

お)同と上は同桂成同銀74馬53玉52飛同銀同馬で詰む(62飛を同と上と一緒)
  同と寄は同桂成同銀74馬53玉52飛同と同桂成同銀54飛43玉52飛成で詰む
  同歩は同桂成同銀74馬53玉52飛同銀同馬同と54飛63玉74銀で詰む

お)で同と寄りの場合

お)で同歩の場合

お)で同銀とした場合。同桂成のとき同と寄と出来52の地点と73の地点を厚くできて詰まなさそうである。

同と寄りの図。

 

作意順通りに進め

72桂成左同と上84馬63玉62桂成左同銀ここで同桂成とすると

同と寄りとすると1つ前の逃れ図と同じになる。

 

72桂成左同と上84馬63玉62桂成左同銀74馬53玉 か)52飛

か)ここで52飛とすると同銀同桂成同と64馬43玉34銀同銀44飛32玉34飛22玉31馬12玉21馬同玉で詰まない。

 

72桂成左同と上84馬63玉62桂成左同銀74馬53玉52桂成同銀64馬43玉 き)42飛

き)ここで42飛は同銀同桂成同とで詰みそうに見えない。

 


72桂成左同と上84馬63玉62桂成左同銀74馬53玉52桂成同銀64馬43玉42桂成同銀54馬33玉 く)34飛

く)ここで34飛は22玉で詰まない。
     44馬も32玉12飛22歩合で詰まない。

 

72桂成左同と上84馬63玉62桂成左同銀74馬53玉52桂成同銀64馬43玉42桂成同銀54馬33玉32飛 け)同角

け)14への退路開放するための同角.。同角じゃないと早く詰む。

 

これで作意順以外の紛れは耐えれそうである。

 

③へ続く