今週の詰将棋㉕の解説
今週の詰将棋で出したのは下図。
持駒のところが潰れて見えないけど
金3枚に銀1枚
作意
13金 同桂 21銀 同玉 32角(成) 同玉 42飛 24玉 13桂成 同角 35桂 同角 24金 同玉 22飛成 34玉 44金 同角 25龍 以上 19手詰め
詰め上がり図
手触りということ。これは計量化が出来ないだけに、作る側の感性の問題として大切になってくる。
例えばこの詰将棋。25の桂馬が邪魔になって詰まない。その為21桂を13に跳ねた瞬間に21銀がちょうどその空き地の捨て駒になる。35角を13に移動させた瞬間に35桂がその空き地への捨て駒になる。その空捨ての手触りを面白いと感じ取ってもらえるかどううかがこの詰将棋の全てである。
13桂と跳ねた後即21銀打ち
13角と移動した後即35桂打ち
ここまで偉そうに書いていながら今迄の解説は全て水の泡となっていた。実はこの詰将棋には余詰めがあった。
初手から13桂成同桂23金同玉32角成34玉44金同角43馬35玉44馬36玉
この時に39飛と打てば詰むと。
その為この詰将棋は一応以下の図に変更。