今週の詰将棋⑩の解説
今週の詰将棋に出したのは下図。
作意
21飛成 同玉 22飛 31玉 33桂 同金引 21飛成 同玉 43角成 31玉 21馬 同玉 22金 以上 13手詰め
詰め上がり図
この詰将棋はある詰将棋の解説に「共有知識となっている。」「それは作品と言えなくなってしまう。」と書いてあり、詰将棋初心者の私がならば「全手順基本手筋のみで駒あまりが発生しない詰将棋はどうなのか?」と閃いて作った詰将棋。
うなわち「どこから切っても金太郎飴」ではなく「どこからやっても基本手筋の詰将棋」である。
2手目33玉と逃げると22龍24玉25飛14玉26桂で角筋に飛車を打って頭を押さえて桂打ちの基本手筋で駒あまりなく詰む。
この手順中どこから始めても駒あまりなく詰む。
6手目同金上には41角成同玉52飛成31玉22歩成の前いた駒のところに次々駒が成りこむ基本手筋で詰む。
この手順中どこから始めても駒あまりなく詰む。
作意順も駒あまりなく詰む。
詰将棋初心者とは閃いた理論の詰将棋を作りたくなるものである。
今週の詰将棋⑨の解説
今週の詰将棋で出したのは下図。
作意
31銀 13玉 43龍 あ)23歩合 22銀 同玉 44角成 13玉 22馬 同玉 33龍 13玉 14歩 同玉 24飛 13玉 23飛成 同桂 14歩 同玉 24龍 以上 21手詰め
詰め上がり図
この詰将棋の狙いは22の地点に2回捨て駒を発生させて22・13で玉の往復運動を発生させた後、14の地点で2回捨て駒を発生させ13・14で玉の往復運動を発生させる事にある。玉の往復運動を1つの地点でやるか1サイクル毎でするんでは無くて玉の往復運動を違った地点でする詰将棋をどうしても作りたくなって作ってみた。
最後の9手が開始地点。要するにこの図。
この時に別の地点で玉の往復運動をやりたくなって22・13の地点ですることにしてみた要するにこの図。
ここから4手逆算したのが今週の詰将棋に出した図である。
作意順あ)のところで香合出来そうだが香合は
22銀同玉44角成13玉14歩同玉23龍同角24飛13玉14香同角22馬で早詰め。
歩合じゃないと打ち歩詰め逃れが出来ない。
歩合だと同桂と取り打ち歩詰め逃れになる。
玉の往復運動を別の地点で行い、23歩の限定合から打ち歩詰め逃れが発生する詰将棋っぽい詰将棋が作れた。