今週の詰将棋53の解説

今週の詰将棋で出したのは下図。

作意

43桂 42玉 52飛 同玉 51飛 42玉 53銀 43玉 42銀成 同玉 43銀 同玉 32銀 42玉 41金 32玉 52飛成 33玉 42龍 以上19手詰め

 

詰め上がり図

 

この詰将棋の狙いは『以前書いた「初心者用逆算での作り方」の記事にあった自作図を更に逆算した。』になる。

これが狙いになるのか?という気がしなくもないが恐らく狙いになるだろうと思っている。

記事に書いた図はこれ。

肩の力を抜いて作ってみたのだがミーナさんより送られた図を見て流石に変長駒余りすら自作図は直していないのは不味かったのではないか?という気になってきた。

この図にはラスト変長駒余り順がある。

ちなみにこの図にも今週の詰将棋に出した図にもラスト4手玉方変同がある。

という事で取り敢えず変長駒余りを直してみた。

 

その記事で「この詰将棋で勉強してみるといいのかもしれない。」と書いた手前勉強した方がいいだろうと思い良く見てみると桂を使えば43桂51飛打と出来るなと思い作成した詰将棋

(ちなみにこのブログではこの記事から「初心者用逆算での作り方」の記事に飛ぶことは無い。気になったら自分で記事を見ろというスタンス)

 

初手43桂に61玉は81飛と打てば簡単に詰む。

2枚の飛車の連結が阻止出来ない為に詰む。

 

43桂に42玉と逃げた局面

ここで41飛には53玉51飛成52歩合同龍64玉で

龍を71に活用しての2枚飛車の連結が出来ない為詰まない筈。

 

41玉に52飛と打つ事により同玉に51飛と打てば玉の退路が狭まる。

 

 

51飛に42玉となった場面で43桂が邪魔駒になる。

ここで43の桂を消すため53銀43玉となる。

こうなると先程打った銀がまた邪魔駒になっている。

また邪魔駒を消すために42銀成同玉とすると

4手前の局面から43桂が無くなっている。

更に43銀同玉とすると

これも4手前の局面から53銀が無くなっている。

 

ここで32銀として42玉に41金と滑らせる。

ここで玉方変同がある。

33玉53飛成32玉42龍と変長で33玉53飛成32玉52龍33玉42龍がある。

 

 

ミーナさんより一人前の詰将棋になったといわれるぐらいで詰将棋らしい詰将棋を作れた。