今週の詰将棋㊿の解説その3

その2の続き51玉の場面

 

その前に31玉の局面は銀を打てば簡単に詰むとの指摘があった。

指摘者はミーナさん。

確かに21玉24香12玉22香成33銀成21玉24龍で簡単に詰んでいる。

32銀でも上部に脱出できないから簡単に詰むということ。

 

同玉43金21玉24香12玉22香成同玉33金21玉24龍となる。

ということは解説その2で無駄な合駒変化をつらつらと書いていていることになる。

阿保である。自分のあほさに笑ってしまった。

 

この詰将棋で一番難しいところはここでの銀打ちだと個人的に思っている。

が、基本なのかもしれない。

62玉と逃げると簡単に詰む。例として63金71玉74龍82玉84香。

 

同玉と取った時53金61玉64龍72玉と進むのだが

ここでの73歩で詰むと知らなければあそこで52銀と打てない。

が、私がそう思っているだけで基本なのかもしれない。

捕まってなさそうだがここで73歩と打てば詰む。

81玉には85香と打ち当然83に中合

たとえば歩合は72歩成とすれば簡単に詰む。

同玉には62龍

91玉には61龍

92玉には94龍

飛角金銀合も同香と取った後72歩成をすれば簡単に詰む。

例角合

同香82合72歩成同玉63龍81玉72角で詰んでいる。

 

その為82玉として85以遠に香打をして歩合。ここで歩合以外は早く詰む。

 

72歩成93玉83香成同玉73と92玉となる。

94龍に83龍を防ぐ金(飛)合になり

後は83と81玉82歩71玉74龍61玉72龍51玉52龍で終わり。

 

これは「第16世永世名人詰将棋アレンジ」として上手くいっただろうと思っていたが

ミーナさんより右辺だけで終わらした方がいいと指摘を受けてしまった。

この形は余詰めが激しいから無理と思っていたがミーナさんが右辺だけで終わらせていた。

(ミーナさん案図)

確かに右辺だけで終わっている。

流石である。

この詰将棋を見て思ったことは玉方の銀を詰方の香で挟んでいる。

こうすれば53香にひもをつける必要がなかったのかと。

ちなみに全く気付いて無かった。

勉強になる次第であった。

 

わざわざ作成して頂いたのだがそれでも私は自作図の方が好みなのである。