今週の詰将棋㊸の解説
今週の詰将棋で出したのは下図。
作意
13金 同玉 35角成 24歩合 同馬 22玉 23金 11玉 33馬 同桂 12金 同玉 13歩 同玉 14歩 同玉 24飛 13玉 14香 以上 19手詰め
詰め上がり図
この詰将棋の狙いは「特に無い。」のだがしいて言うと「実戦系」「捨て合」「飛車筋を通す為に中央の馬捨て」と私の考える詰将棋らしさを入れているところ。
後、私が詰将棋を趣味にしてから非常に「開き王手」の詰将棋を見る。そこで開き王手を意識した形だが恐らく作者にしかわからない。
まず初手両王手の13金とする。
31玉には21飛成で簡単なのだが
33玉には35飛とする。
これで32に置いている守備駒の金が飛車で取れるようになって詰む。
34合同飛43玉44金42玉53金41玉32飛成同玉43金31玉42金で詰んでいる。
そこで初手13金には同玉35角成24歩合の捨て合。
同馬22玉となった時に開き王手をせずに金の重ね打ち。
31玉と逃げれば32金で簡単な為、11玉に金馬飛と並んでいる中央の馬捨て。
同桂に12金と香を取り、
後は歩で玉を吊り上げて香打ちで詰み。
順算で作った割には詰将棋っぽい。これはありだろう。