持っている詰将棋の本 永世名人直伝!完全版”自然流”詰将棋④

この本に載っている詰将棋で一番気になった詰将棋について書こう。

この詰将棋ははっきり言って冴えないびっくりするくらい冴えない。この本に載っている詰将棋の中で桁違いに冴えない。どれくらい冴えないかというと中原さんにしては冴えないの次元を超えていて、初心者である私が詰将棋の本を作ったとしても載せない。それぐらい冴えない作品である。

それはこれである。第56番

 

9手詰めでこれは本当に冴えない。詰め上げた後、実は余詰め有りで作意は別の手順なのかなと数分間考えたほどである。

そして思った。

一体これは何だ!?。

そしてあの中原さんの気持ちになって考えてみた。

 

あの中原誠がこの詰将棋をわざわざ収録する理由はなんなのか?

あの通算タイトル数64の中原誠がこの詰将棋をわざわざ収録する理由はなんなのか?

あの第16代永世名人中原誠がこの詰将棋をわざわざ収録する理由はなんなのか?

 

そして気付いた気付いてしまった。

 

これは偽作意の問題であると。

 

この詰将棋で42金22玉32龍同馬12飛23玉14飛成22玉12龍

が作意と答えれば間違いで有ることに

 

これは皆さんも中原さんの気持ちになって考えれば簡単にわかることであろう。

 

この問題の作意は

「この詰将棋を素材として詰将棋を作成せよ。」

であることに

すなわちこれが解答である。

全て冴えない手順で統一している。

(一応自作。余詰めがいっぱいありそう13手詰め。暇な人いたら余詰め有るかみて)

 

そうである。作意は素材にした詰将棋を作成することである。

 

これくらい自称永世名人直伝!完全版”自然流”詰将棋3級鑑定士の私からしたら造作もないことである。